賃貸不動産管理の専門家「賃貸不動産経営管理士」の育成を通じ、賃貸不動産管理業のさらなる発展と適正化を目指す協議会のサイトです。
賃貸不動産管理の専門家「賃貸不動産経営管理士」
現在信託銀行にて、中小企業向けに不動産売買の仲介業務を行っております。具体的にはオフィス、商業施設、倉庫、レジデンス、ホテルなどを取り扱い、自用から投資をして運用する収益不動産までお客様のあらゆるニーズにお応えしています。
不動産の専門知識を増やして業務へ活かすために、「宅建士」「不動産証券化マスター」「不動産コンサルティングマスター」など、不動産に関わる資格を取得してきました。そんな私がなぜ新たに不動産の資格取得を考えたかというと、不動産を購入した後に関わってくる「管理」の重要性に気づいたためです。それは、「管理」までの知識を得ることで、お客様に対して、売買の点の視点だけでなく、購入後を見据えた線の視点を持った提案ができるようになるということです。そのような提案ができれば、今まで以上に、お客様から厚い信用をいただけるのではないかと思い、賃貸不動産経営管理士の取得を志しました。
資格を取得したことで、思っていた通り「売買」の視点だけではなく、「管理」の視点も持ちながら、お客様と関わることが増えました。お客様にとって何がベストな選択なのか?最適解は何なのか?を考えた時に、知識が増えたことによって、提案の際の選択肢が増え、お客様に幅広い提案がすることができるようになりました。また私自身の業務向上にも繋がり、お客様からアドバイスを求められることが増え、今まで以上に仕事が面白くなり、充実した日々を過ごすことができております。
実際の業務に活きた事例としては、採光基準に満たない建物の取り扱いを巡って、事前にトラブルを回避することができました。関わりや経験が少なかった建物の構造や設備についても、賃貸不動産経営管理士資格の学習で得た知識が役に立ちました。他にも賃貸住宅管理の知識を得たことで、入居者の滞納や建物の修繕などについて、管理会社の方ともスムーズに会話ができるようになり、業務の質とスピードが向上しました。
私の場合は、通勤時間と寝る前の隙間時間を有効活用して、勉強を進めていきました。寝る前はテキストを読み、通勤時間にはスマートフォンのアプリで5、6年分の過去問を解き、計画的に勉強に取り組みました。特に過去問は年度ごとに全問正解するまで繰り返し、これを1か月ほど続けて試験に臨みました。
本資格は、不動産に関わる仕事をされている全ての人におすすめできます。お客様の資産には、お金や株式だけでなく、不動産も含まれます。お客様のニーズに応えるには売買だけでなく、その先の管理にまつわる知識がなければ資産の運用はできません。運用は、売買と管理の両面の知識が必要です。特に今は収益不動産に投資している投資家も増えており、ますます資格の重要性を感じております。
国家資格になりましたが、まだ知らない方も多いと思います。ぜひ賃貸不動産経営管理士を取得して、お客様により喜んでいただける業界にしていきましょう。