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業界やお客様の
業務内容や
社会課題を知らずに
提案を行うことはできない

森下孝政さん
新卒で東京海上日動火災保険株式会社に入社。
入社後は、損害サービス部門に配属され、その後、自動車営業部門、国土交通省出向。
現在は公務部に所属し、国や地方公共団体の政策を支援できるよう、社会課題解決に資する保険の制度設計を行っている。

損害保険会社で働く私が
賃貸不動産経営管理士を取得した理由

まず、保険制度の組成においては、お客様の業務内容から慣習などあらゆるルールを把握するところから始まります。その把握ができた上で、保険を通してその業界における社会課題をどう解決できるかがポイントになります。
つまりは、前提として、マーケットや業界に関連するあらゆる情報が必要になります。そこが出来なければ、良く見えると思いきや、机上の空論のような制度が生まれ、結果、お客様に選んでいただけないこともあります。

現在私は、国土交通省の住宅分野の政策を支援できるよう、社会課題解決に資する保険の制度設計を0から行っています。今の日本の住宅分野における社会課題として、建物の老朽化、修繕積立金、高齢化社会における孤独死など多くの課題を抱えています。そしてその多くの共通事項が『不動産管理』の分野だったのです。そのため、住宅分野の実態をより詳しく知りたいと思い、賃貸不動産経営管理士の資格を勉強・取得しました。

森下孝政さん

資格を取得し、実態に即した提案と
業務効率化を実現

お客様とコミュニケーションの中で、賃貸借契約の解除や賃料滞納、強制退去、原状回復の問題をヒアリングする際に、業務内容から法律関係の知識を勉強していたので、それらの裏付けの確認やお客様との重複するやり取りなどが減り、実態に即した提案ができるようになったと共に業務効率も良くなったと実感しております。

また、不動産会社様や行政の方々と名刺交換をすると、自分の名刺に『賃貸不動産経営管理士』と書かれていることで、不動産に関する知識を既に保有しているという安心感を抱いていただけるため、一目置かれることがあります。
ちなみにですが、賃貸不動産経営管理士の資格は、賃貸借関係の分野も勉強できるので、思っていた以上の知識拡充となりました。

森下孝政さん

仕事に直結する知識のため、
試験勉強もスムーズに

試験勉強は、試験を申込んでから始めました。休みの日は子供との時間を大切にしているので、子供が起きる前や通勤時の時間を活用して勉強しました。
テキストは、試験団体が発行している『賃貸不動産管理の知識と実務』を活用し、 何度も読み込みました。テキストを読めば読むほど、不動産会社様とやり取りする内容がそのまま使える知識だったので、不思議と勉強が苦にはなりませんでした。その後、過去問を徹底的にやり抜きました。
なんとか合格することはできましたが、今思えば、5点を確実に取得できる5問免除講習を受講しておけば良かったと思いました。

森下孝政さん

不動産関連のマーケットを
担当している方におすすめ

私が仕事において大切にしていることは『お客様と同じ目線を持つこと』です。お客様に対してどれだけ本気で向き合えるかが重要だと思いますので、お客様の業務内容や慣習、社会課題を把握することは必須だと考えます。その知識を包括的に学べるのが、賃貸不動産経営管理士です。損害保険業界に勤めている方は、より深い不動産関連のマーケット理解とお客様とのリレーション強化のために、ぜひ賃貸不動産経営管理士を取得することをおすすめします。

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