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不動産仲介の
プロであるならば
管理の知識も必要

鈴木 誠さん
高校を卒業後、陸上自衛隊に入隊。その傍ら、服飾専門学校に通い、卒業と同時にアパレル業界に転身。
その後、不動産売買や賃貸仲介を経て、人間が生きる上で必要な「家」の重要性に気づき、独立を決意。現在は、完全紹介制でお部屋紹介をしている。
有吉ゼミなどのメディアに多数出演。書籍も3冊出版。
俳優の山下智久が主演を務めたことで話題にもなったドラマ『正直不動産』の原作漫画の取材協力者としても作品にも携わる。

未来の賃貸仲介業に対しての不安

不動産会社の看板やSNSを見ると、『仲介手数料無料』という広告をたまに見ます。入居希望者様にとっては、一見嬉しい文言ではあるが、それは仲介業の価値を安売りしているとも捉えられないと感じています。
お部屋探しを行えば、当然に仲介手数料を頂きますし、むしろ、入居希望者様からもっと払いたいと言われることもあります。

どれだけデジタル・AIが発達しても、その人にとって価値のある物件を提供できれば、仲介手数料が無料という考えすらなくなる。また、それをできるのが『人』だと思います。もし、そのようなことできないのであれば、物件探しはAIに任せた方が良いと思います。

鈴木 誠さん

賃貸仲介業の本当の業務内容

単なる『場所』の提供ではなく、『住んだ後に幸せになれる場所』の提供をすることが、賃貸仲介の本当の業務内容だと思います。立地・家賃・設備だけをヒアリングし、物件紹介をするだけであれば、それは入居希望者様自身がインターネットで検索できます。

そこに「人」が介入することにより、入居後の『幸せな未来』を一緒に考えることできると私は思います。なので、希望の設備やエリアだけでなく、お部屋探しのきっかけやその人の人柄なども詳しくお伺いし、その人とっての幸せとは何かを一緒に考えることが重要だと思います。

鈴木 誠さん

幸せな部屋探しには管理の知識も重要

最初から申し上げている通り、単なる場所の提供ではなく、幸せになれる場所を意識しています。となると、設備や条件だけの説明ではなく、それらを使用した際や住んだ状況を一緒にイメージしながら、考える事が重要です。つまり、当然に管理の知識も必要になってきます。むしろ、入居者様にとっては、お部屋を探す時間より住む時間の方が圧倒的に長いので、管理の知識は必須とも言えます。

その知識を体系的に、学べるのが『賃貸不動産経営管理士』になります。入居後に、設備の故障や隣人関係、退去時には原状回復などのトラブルが起きることは珍しくありません。上記の知識は、トラブルが起きた際に学ぶことが多いですが、当然、前もって知っておくほうがトラブルの未然防止にもつながりますし、入居前にそのお話ができれば、入居者様もより安心すると思います。

入居者様だけでなく管理会社様の
見極め・信頼構築にも活用

入居希望者様に物件を紹介するときには、管理会社様にも注意をしています。それは、その管理会社様が法令やガイドラインを適切に遵守しているかどうかが事前にある程度わかれば、トラブル時の対応もある程度想定がつくからです。なので、私は入居者様にご迷惑をおかけしたくないので、その管理会社様が管理している物件を紹介しないこともあります。また、賃貸不動産経営管理士の知識は、入居者様のためだけではなく、管理会社様の理解を深めるためにも必要です。

仲介業は、管理会社様との円滑な連携・協力・理解があって成り立ちます。つまり、管理会社様の気持ちを含め業務内容やその関連法令を知っておかなければ、良い関係性は構築できないと考えています。賃貸不動産経営管理士は、管理会社様の業務内容も学べるので、入居者様の入居後の安心・管理会社様との円滑な連携のために勉強・取得することをおすすめします。

鈴木 誠さん

生き残るためにも
賃貸不動産経営管理士の
勉強をしよう

悲しいことに、仲介業は、AIの発達によって将来消える可能性がある仕事の一つと言われています。しかし、それは先程からもお伝えしている通り、『単なる場所の提供』だけをしているからです。そこから、一歩抜け出し差別化をするには、『管理の知識=賃貸不動産経営管理士』を学ぶことが一つの手段です。

皆様も宅建士だけではなく、入居者様の幸せや管理会社様との円滑なコミュニケーションのため、賃貸不動産経営管理士も取得しダブルライセンスを目指しましょう。

鈴木 誠さん
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